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山男 [診療日記]

6月14日(水)
 もう、梅雨に入ってしまい爽やかな青空を期待できなくなってしまった。それでも雨が降らない曇り空というだけで感謝。
 1件目のAさんは90歳を前にしておられるが、骨がしっかりしていてとにかく太い。学生時代山岳部としてならし、鍛え上げた身体はさすがである。現在、下の総入れ歯の調整中であるが、どうやら調子は良さそう。噛み合わせのチェックをして終了。奥様に「Aさんはこれほど骨がしっかりしているのに歯がなくなったのは残念ですね」と声をかけた。すると、「戦争中に全部やられたんです。南方にいるときは兵糧攻めで1ヶ月ほとんど食事をしないでいたんだそうで、最後は靴下の毛糸も食べたようですよ。」と奥様。穏やかに微笑むAさんが偉大に見えた。
 2件目はBさん。口の機能が低下してしまい唇を上の歯でかんでしまう。うまい方法がなくて困ってしまうが、今日はゴム質の材料でカバーを作ることにチャレンジ。ところが、なかなかうまくいかず次回再チャレンジすることになった。何か良い方法はないものか。
 いったん戻ってから3件目のCさん。以前入れた入れ歯が少しゆるくなったとのこと。今度息子さんと同居するために遠方へ引っ越す予定もあるため、もう1つ新しい入れ歯を作ることにした。「引っ越した先にも先生のような方いるかしら・・・」と。
 次は初診のDさん。予定より10分前に到着すると娘さんが「まだヘルパーさんと散歩に行ってるんですよ」とのこと。娘さんに状況をうかがいながら書類を作成しDさんを待った。すると、時報が早いか、Dさんが早いかといったタイミングで予定通りの時間にご帰宅。そのまま椅子に座って頂き診療開始。DさんはAさんと同時代に別の大学の山岳部としてご活躍だった。やはり足腰の強さと骨太な印象が強い。入れ歯を押さえている歯が取れてしまったので僕が呼ばれたのだ。このような修理は得意分野。数分で修理を終えるとDさんも娘さんも満足顔。
 5件目、6件目と口腔ケアを行い、7件目はEさん。結構遠方になる。時間前に訪問してマッサージの方とぶつかったことがあるので定刻少し過ぎにうかがった。チャイムを鳴らしてもいつものような反応がない。まあ、中での介護が大変なのかと思い、ゆっくり玄関の方へ向かったとき、中から見慣れない若者が出てきた。訪問歯科であることを告げると「父は入院しています」。最初は遠方まで来てキャンセルだったのがショックだったが、やはり体調を崩す方が多いのが残念になった。
 8件目は入れ歯の型どりをしたFさん。いったん帰ってGさんの入れ歯の調整を行い終了。長い1日だったが、雨に降られず感謝。


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